9月も半ば近くなるというのに、残暑はまだまだ厳しい。
しかし、震災以降、節電の要請もかまびすしく、冷房をつけるのも、はばかられる状況だ。暑がりな身としては、夜の灯りは消しても、冷房をつけたい気分である。
しかし、多くの人は夜の灯りが消えて暗いのは耐えられないらしく、この期に及んでも、原発の電気をあきらめ切れない人がずいぶんいるようだ。
明るい世界では味わえない物がこの世には数多くある事をどうやら御存知ないらしい。その際たる物の一つが夏の花火ではないかと思うのだが、どうだろうか。
花火は暗い所でこそよく映えるものであり、都会の明る過ぎる中では風情ある趣きも半減というものだろう。
昔から花火屋のある処は暗いものの例となっている位で、花火は暗い中で見てこそ美しいと相場が決まっているのである。
そこから考えると、暗い世相の今の時代こそ、自分にとっての人生の宝物を見つけ出す絶好のチャンスなのかもしれない。暗い時代であれば、その宝物の光はいっそう輝いているであろうから。
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